「海を渡った日本人」 40歳投資配当で海外生活実現

「海を渡った日本人」シリーズの今回は
各種投資からの配当で海外移住を実現された40歳台、サラリーマンさんの話です。

昨年のちょうど今頃、メールでの問い合わせでMM2Hビザを申し込まれたいとの
事から彼との出会いは始まりました。

8月の初旬に本申請の為に訪馬され、その後、色々と話を伺っていたら
自分自身で現地不動産屋を探し、投資物件のコンドミニアムを既に2軒購入されて
その内の一軒は既にレンタルで貸し出されているとの事でした。
(物件の折衝、契約、ローン申し込み、全てご自身で実施)
英語はお世辞にもベラベラのレベルでは無いのですが、辞書を片手に
文書の解読に励まれ、会話もメモ帳を駆使してコミュニケーションエラーを
防ぐ努力をされていました。
ですので、本当に1~10までを自分で完結されています。

本申請時の訪馬の際には3軒目のコンドミニアムの購入を済ませるお考えでしたが
色々とお話をしている内に、購入予定でしたサイバージャヤの物件は
まだまだ投資物件としては時期早々との判断をされて、KL近郊の
KucahiLamaに将来的にご自身で居住する事を前提にプレビルドを購入されました。
この物件は私の住まいの近所なのですが、もう既に完売していたと思われていた物件を
彼は何処からか、1,900sftの物件をRM90万前後で購入されました。(脱帽)

彼の不動産選定の条件は、勿論将来的のキャピタル・インカムゲインを望める物件が
当然なのですが、それ以外に限られた資金でより多くの不動産投資を実現する為に

1.REBATE物件・・・値引き物件です
2.DIBS物件  ・・・鍵引き渡しする前までのローン金利を開発業者が支払う
3.Free S&P物件  ・・・契約書費用が無料物件
4.Free Loan Agreemant legal fee….ローン契約書費用無料物件
5.Free Stamp duty on S&P・・・契約書の印紙代無料物件

上記の特典が付いている事が購入への絶対条件で、契約書や印紙代が
無料に成るだけで、初期自己負担費用が100万円以上は少なく済みます。
また、値引き物件はただ単に値引きを期待しているのではなく、ローンを
使用する際に、値引き前の価格がローンの対象金額と成りますので
自己資金が少なくなると言う事です。
例:RM100万の物件を10%値引きで、80%の銀行融資で購入すると
自己資金はRM10万で済むと言う事と成ります。
その他の費用も一切不要なので、必要な費用は頭金だけですね。
中古物件ではこの様な事は出来ませんので、これがプレビルド投資の強みです。
(彼は決してネットに出ている様なメジャーな物件は購入しないそうです)

上記の条件を満たす事により、より少ない資金で最大限の先行投資が
可能と言うのが彼の考えでした。
(私は過去にプレビルドの購入経験が無いので、この発想すら無かった) 

購入に当たっては、全てをご自分で済ませ、私自身も驚きを隠せない程の
方だったのですが、その後も交流をして行く内に、来年度(2013年)に
退職をして、マレーシアでの生活を始めると言うではないですか!

マレーシア移住後の生活設計をお聞きすると、貯蓄、家賃配当、預金利息
投資型保険配当、パーム農園投資配当等などを元に、物価上昇率や
実際に生活で必要な費用などを事細かくシュミレーションして、自分自身で
無職で収入が無くなっても十分に他の収入で生活設計が成り立つとの目処を
立てているとの事でした。

家賃収入なども実際に得られるであろう金額の70%と控えめに計算されており
万が一の為のリスクヘッジも緻密に考えられていました。

今年に入り、マレーシアの家賃収入に関する確定申告の相談が有り、内容を
確認した所、日本でもマレーシアの収入を申告し、ウン十万円かの還付を
受けているので、マレーシアではまだまだ赤字なので税金は掛からないかもしれないが
万が一の事を考えて、正直に確定申告をするとの事でした。

マレーシアの不動産投資をして、日本国内で確定申告をして税の還付を
得られている人はどれだけいるのでしょうか? (知っている人)
彼曰く、数年後に未申告がばれて追徴課税を掛けられる可能性を残すよりも
綺麗に申告して、すっきりする法が気が楽との事での結果だったそうです。
彼が依頼された税理士さんも優秀な方なんだと思いますが、事前に彼自身で
調べて、還付がされるとの思いが有ったからこその行動だったんでしょう。

今は、今年中のマレーシア移住を実現する為に今月再訪馬されて、更なる投資物件の確認
生命保険の確認、市中銀行口座開設、自動車視察、貸し出し中のコンドの契約延長と
メンテナンス等の為に訪馬されていました。

彼に今後の投資の計画を尋ねると、これからはマレーシアに会社を設立して、
コンドの運営を会社経由にすると共に、外国人購入枠に捉われない物件の
購入を推進して、中間所得層への賃貸業務に進出して、より確実な
投資をして行きたいと言う事で、弊社に会社設立の依頼を頂きました。(あっ晴れです)
会社設立以降の法律的な内容や、ローカルとの折衝に付いては流石に厳しいと言う事で
私の所で、全て実務を請け負う事にしています。
この辺の計算も素晴らしいと思います。 費用を支払う事で、雑務から解放されて
自分自身は更なる、案件へ時間を使うのでしょう。

私自身も、自分の会社で、RM20万前後(購入当時)のコンド・アパート物件の投資を行っていますが
マレーシアに滞在された事も無い人が、その事に気が付いていると言う事に
正直、驚きを隠せませんでした。
高額物件は貸し出す人が限定されますが、RM40万以下(現在)の物件の購買・賃貸の
対象は地元の人に成りますので、人口流入がますます顕著なKLでは
転売や賃貸を考える上で実は非常に容易なのがこの価格帯の物件なのです。
しかし、反面、色々な落とし穴も有るのですが、彼はそれらの内容も驚く事に全て承知で、対処方法まで考えていました。

人との出会いは色んな事で本当に勉強に成り、この仕事を通じて私自身
成長しています。 私よりもずい分若い彼ですが、シッカリとした考えの持ち主で
尊敬もしています。 彼の経験値は多くのマレーシアに関係する方々にも参考に
成り得るかと思いますので、移住実現後にはアドバイスをして頂けるようにお願いする予定です。
(書き忘れていましたが、彼は日本の不動産鑑定士で、外資系の投資会社に勤めている投資のプロです)

私も彼の様に早く引退生活を実現したいと思いますので、
Nさん、これからもアドバイス、宜しくお願い致します。

色んな人が色んな思いでマレーシアに関係しています。

この様な生々しい体験談も
          
            http://www.step1malaysia.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です