HSBC口座開設の注意点

最近メディアやWEB上で日本国内の資産を海外に移すように謳っている番組や
会社を多々見受けますが、何が得なのか今ひとつ理解できないんです。

まぁ、私の場合はマレーシア在住者なので自由に銀行口座が開設できますので
態々、HSBC銀行のプレミア会員にならずともソコソコの金利(3%強)の定期を
解説できます。

日本にHSBCの支店があった際は、MM2H用の定期預金用のお金を安全にマレーシアに
持ち込むためにHSBCのプレミア口座開設は理解できたんですがね。

確かに日本在住者で高金利の口座を開設したいのならHSBCシンガポールは
有効手段と思いますが、注意点もあることを理解しててください。

日本に住民登録している在住者はシンガポールで得た利息であっても、
基本的にその利息は課税対象になっています。

本来は銀行の利息の20%は源泉徴収で知らないうちに政府に税金として収められていますが、
海外口座の利息については源泉徴収対象ではありませんので、ご自身で雑収入として確定申告を
する必要があります。
ただし、年間の雑収入が20万円以下は課税対象外ですから、申告義務はありません。
シンガポールのHSBCプレミア口座開設の条件はS$20万(約1300万円)ですから
単純に考えても課税対象になります。

厳密に言えば、利息を日本に持ち込んだら課税対象ですので、シンガポールなどの
第三国で使用する分には日本での課税対象にはなりませんが、税務署が
注視している内容には違いありませんので要注意!!
いざ日本に資金を戻したら、税務署から追徴課税の通知が届いたでは洒落にならないですから。

(注意:この内容に誤りがございましたらご指摘ください!!)

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