ミャンマーが熱い

「ミャンマーが熱い」 のタイトルを見て皆さんは何を想像したでしょうか?
 
A: ミャンマーもマレーシアの近所の東南アジアだから暑いのは当然・・・・
 
私の熱いの意味は経済が物凄く活気を呈しているという意味の 熱い です。
 
マレーシアには50万人とも言われるミャンマーからの出稼ぎ労働者、政治・経済難民が
滞在しているのを目の当たりに見ているだけに、経済発展が遅れた閉ざされた
国とのイメージが強いと思います。
 
簡単にミャンマーと言う国の基礎知識を書いてみます。
 
1.面積 : 68万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
2.人工 : 6,242万人(2011年、IMF推定値)
3.首都 : ネピードー (経済都市:ヤンゴン)
4.民族 : ビルマ族(70%) 他多数の少数民族、中華系含む
5.言語 : ミャンマー(ビルマ)語
6.宗教 : 仏教を中心にキリスト教・イスラム教等
7.名目GDP : 492億ドル (マレーシア:1738億ドル/実質)
8.一人GDP : 702ドル (マレーシア:8323ドル)
 
GDPを見てもマレーシアとの比較でも大きな開きがあり、出稼ぎ労働者が多数マレーシアに
滞在しているのも肯けますが、
 
ミャンマー政府は2010年11月に総選挙を実施し、スー・チー女史の自宅軟禁措置を解除した。また2011年3月30日には民政移管が行われ、さらに、同年5月中旬には政治犯約50名を釈放した。これらは、不十分ながらも同国の民主化に向けた前向きな一歩であると考えられることから、同年6月、我が国は、ミャンマーに対する経済協力について、民主化及び人権状況の改善を見守りつつ、民衆に直接裨益する基礎生活分野(ベーシック・ヒューマン・ニーズ)の案件を中心にケース・バイ・ケースで検討の上、実施することとした。 (By 外務省)
 
上記の様に日本だけでなくアメリカなどの国も民主化に向けた動きを歓迎して、今まで経済制裁により
全く手つかずで有った市場への参入に大きく動き出した。
 
商社やゼネコンはは資源の確保やインフラ整備、工場地の誘致に動き出したり
給料の安い地を求めて工場進出を計画したり、又は増加する外国人・邦人を見越して
外国人用のレストラン開店を計画したりとそこら中で色んな動きがあるというのを
ニュース・新聞で頻繁に見かけるようになりました。
 
では、何が 「ミャンマーが熱い」のかと言いますと、経済活動が上昇すると物流が
いの一番に動き出すのですが、今、ミャンマー人が我々の居住するマレーシアで
物流に使用する日本製の中古自動車部品や中古トラック部品を高値で買い漁っているのです。
(街でよく見かける自動車やトラックの頭だけの部品)
今まではマレーシア国内用のそれぞれの中古部品だったのですが、ミャンマー人が
高値で購入していくために、マレーシアの業界はそれらに手が出せなくて悲鳴を上げているのです。
ミャンマー人のボスは決してマレーシアまで買付には来ず、以前出稼ぎ労働者としてマレーシアで働いていた
ミャンマー人を雇入れて買付作業をしています。
彼たちが出稼ぎ労働者として得ていた給料はRM1000にも満たなかったと思いますが、
その彼らがカバンに何十万リンギットと言う現金を持ち歩いているのですから驚きです。
彼らはミャンマーにそれらを持ち帰り、自国で部品を組み合わせて完成車を作っているのです。
日本で御役御免になった自動車やトラックが再度異国の地で活躍しているのですから、
環境保護の点からも素晴らしいことですね!!
 
このような現状を目の当たりにすると、経済の風は正しく東南アジアに吹いてきつつ有るというのを
実感できます。 
 
結論、これからは 東南アジアの時代の到来・・・・・かな??
 
 
 

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